工藤遥ちゃんを育てるということ

50歳主婦の私が工藤遥ちゃんを好きだと人に言うと(あんまりリアルな生活では言いませんが)「何目線で好きなの？親？おばあちゃん？」みたいに聞かれますが、正直あんまりよくわかんないです

19歳の少年の気持ちで愛してまっす！

とか、

14歳の少女の気持ちで憧れてまっす！

とか握手会の時言って失笑をかいましたが、色んな気持ちが入り乱れてるんですよねえ

でも、ルパパトのメンズとハルちゃんが仲良くキャッキャウフフってしてても焼きもちとか全然全くないんですが(当たり前か)

ですが

ですがですよ！

つい先日、私は衝撃的なものを見てしまいました……

そのハルちゃんがブログだったかインスタだったかにアップした写真を見た時からなんていうか、、この、、激しくジェラシー的な何かが私の胸の中に……

その写真とは……

ハルちゃんのお母様の後ろ姿でっす！

ここでドカンとその母上の写真載っけたいとこですが、一応一般の方なので載せないけど……

今までにも、ハルちゃんは散々お母様のエピソードを語ってきたしめっちゃ仲良しなんだなあとほっこり微笑ましく思いこそすれ、焼きもちやくなんてことなかったのに！

これはアレですよ

彼氏の浮気相手の顔は絶対見たくないっていう心理と一緒

自分の妄想や想像の中でぽわんとしてた相手の姿がくっきりはっきり形になってしまう辛さ

それからというもの、私は四六時中ハルちゃんのママンのことを考えてました

後ろ姿だけだからもちろん顔はわからないけど、学校のPTAの集まりとか行ったら似たような後ろ姿の持ち主のママン達が20人は確実にいそうなハルちゃんのママン

でもこの人は確実にハルちゃんを産んだ人で育てた人で今も育てている人

羨ましい……とは、又ちょっと違う感情

大体羨ましいなんて言ったら我が実娘にしばき殺されますわ

娘「あたしだって黒木瞳がお母さんの方がよかったわ！ギャーギャー！」

とりあえず色んな感情はひとまず置いといて、ハルちゃんママはどんな気持ちでどんなふうにハルちゃんを育ててきたのか、私も一応息子と娘を育ててきた親の立場なので、それをずっと考えてました(仕事しろ)

ハルちゃんはご存知の通り、赤ちゃんの頃からすこぶる可愛く、近所の人からもあまりの可愛らしさに「誘拐に気をつけろ」と忠告されたとハルちゃんも言ってましたね

ひゃ～可愛い！

確かにめっちゃ可愛い！

でもですよ、よく思い出して下さい

あなたの周りにもこれくらい可愛い子っていませんでしたか？

今その辺の街で歩いてる幼稚園くらいの子でこれくらい可愛い子っていませんか？

います

少なくとも私もアルバムの中のお友達(50歳のおばちゃんだけど小さい頃の写真はかろうじてカラーなんだし！ま、白黒の方が多いかもだけど……)、息子や娘関連のお友達、もうめちゃくちゃ可愛い子たくさんいました

でもそれってかなり「小さい子補正」もあると思うんですよ

ハルちゃんのすごいとこは

「ずーっと可愛いを続けている」

これでしょ！

子供達の友達のかわい子ちゃん達を久々に中学校の入学式あたりで見て、

「あら……まあ……そっか……」

と時の流れの残酷さを感じた私としては(ど失礼)、ずっと「めっちゃ可愛い」を18年間続けているハルちゃんは奇跡ですわ！

で、この可愛いハルちゃんがある日言い出すわけですよね

「歌を歌ったりする人になりたい」と

そこでハルパパがハロプロエッグのオーディションのチラシを娘に渡すところから、私達の知る

「工藤遥の物語」

が始まるわけです

ひぃ！天使！

まあここからは想像ですが、ハルパパは最初ノリノリだったんじゃないかなって

可愛い可愛い自慢の娘が多数のオーディションの中から選ばれて「ほら！やっぱり遥は特別だぁ！」って浮かれぽんちになってママに渋い顔をされたりしたんじゃないでしょうか？

「どうやって通わせるのよ、イベントとかあったら送り迎えとかしないとダメなのよ？」

「そんなん俺が行くよ！土日はまかせろ！平日にもしあったら……会社休むぅ！」

「仕事しろ！」

なんて会話もあったかもしれない

実際「パパの迎えの車の中で……」みたいなこともよくブログに書いてたし

この頃ハルちゃんの弟達はまだまだ普通でも親の手がかかる年頃だったはず

ママもハルちゃんのことばかり気にしてはいられなかったでしょう

でもまだエッグ時代は良かったかもしれない

それなりにコンサートの帯同とかはあったにしろ、小学生としての生活と無理なく両立出来てたのかもしれない

でもハルちゃんは……モーニング娘。のオーディションに受かってしまいました

後にそのオーディションの時にハルちゃんがエッグの？マネージャーさんらしき人に「ママが反対してる」と泣きながら訴えてたってエピソードを何度か読みました

ハルちゃん自身はそりゃあモーニング娘。になんとしても受かりたかったでしょうよ

エッグの活動していても看板グループのモーニング娘。は憧れだったのだろうし、同じエッグで活動してた譜久村さんがそこで今華々しく活躍してるのを見て「私もあそこに……！」って鼻息荒くしていたでしょう

でも親の立場からしたら？

物凄い決断を迫られることですよねこれ

加入後ハルちゃんがお母さんが難病にかかっていたことを言ってましたが、もしかしたら当時お母さん、ちょうど病と戦っていた時期かもしれないし……

このことについてはその後ハルちゃんもあまり触れてはこなかったけど、私はハルちゃんがお母さんの話題出す度に

良かった！お元気なんだな！

と思ってきました

たまに「今日はママが体調悪いのでハルが豚キムチ作りましたあ」なんてブログあげると、めっちゃ心配になったり……

今回お元気そうな後ろ姿みて安心しました！

話しは戻って……ハルちゃんはモーニング娘。にめでたく合格するわけですね

あんまり詳しくわからないんですが、メンバーのブログ見てると平日は学校終わってから仕事やらレッスンやらがあるんですかね？

これ、めちゃくちゃ大変ですよね？

一人っ子ならなんとかなっても、まだ小さい弟もいるのに

そんで週末はコンサートだなんだってほぼ1年中なんやかんやあるわけですよ

ひい！死んでしまう！

新幹線移動だ飛行機移動だっていっても集合場所までは自分でいくんだろうし当然遅くなったら駅までパパが迎えにも行くんだろうし

当時小学生ですよ？

しかも遠征先で具合が悪くなったこともあっただろうし、どんな気持ちでご両親は娘を毎週送り出していたんだろうと思うと……くっ……胸がはりさける！

ここで下世話な話しますけど、ハルちゃんの弟さん達二人とも習い事してましたよね？確か

下の弟さんなんかテニスでしょ？

(てかハルちゃんちょっと工藤家の情報漏らしすぎぃ！)

これ結構お金かかりますよ？

私は普通の金持ちでもなんでもない家庭の主婦なので何かあるとすぐお金のこと考えちゃうんですけどね

ハルちゃんもスイミングずっとやってたけど、うちの子も一時通ってて月に1万ちょい、テニス習わせてた友達は2万弱、弟さん達もし塾なんか行ってたら月最低でも2万はかかる

しかもハルちゃん、モーニング娘。で活動しながらも吹奏楽部入ってたみたいだしマイトランペットも買ってもらってる

ちなみにうちの娘も吹奏楽部でした

うちはクラリネットだったけど、トランペットも10万とかじゃ買えませんからね！？

ハルちゃんはすぐ「うちはビンボーで」みたいなネタ話すけど、いやいや子供3人習い事させるって、これビンボーじゃ出来ないから！

話があっちこっち飛びますが、ハルちゃんは加入後しばらくしてブログという場を与えられます

そこには時に私服姿のハルちゃんの自撮りがあったり、工藤家の諸々がうつりこんだりと、ヲタクにしてみたら歓喜、家族にしてみたら驚愕の連続だったのではないでしょうか

もちろんハロメンは皆ブログの場を与えられてるわけだけど、こんなに推しの家の中に詳しいヲタクって工藤ヲタくらいじゃないの！？って思いませんか？

みんな工藤家の壁やソファーやハルちゃんのベッドの毛布まで知ってんですよ！？

リビングだって、カウンターがあってその横に机があって、ソースのメーカーは……

隠し撮りしたわけでもストーカーでもない！

推しからドカドカ情報が舞い込んでくる！

……まあこれは飯窪はるなんのブログの写真なわけですが

これもちょっと自分に置き換えて、もし娘がモーニング娘。に加入したら私だったらガンガン可愛い服買って日替わりで着せてブログの載せさすかも！

もう、身の丈にあってない金額のものとか「人が見る、憧れるアイドルなんだから」ってカード上限まで使って服買う！

でもハルちゃんて、まあ私達に見せてくれるハルちゃんの私服ってチープだったり何回も見るお洋服多かったですよね？

私がハルちゃんのママ偉いなって思うとこはこーゆーとこなんですわ！

芸能人になって、普通の中学生では稼げないくらいのお給料はもらってただろうに、決して贅沢はさせない

物を大事にする

ハルちゃんて何年も前のお洋服よく着てるけど、白いセーターとかトレーナー、袖口とかめっちゃ綺麗

襟ぐりもヨレヨレになんかなってない

これはね、お母さん相当洗濯上手ですよ？

うちの子ね？白いセーターやトレーナーを萌え袖にして着ると袖口汚れるんですよ！

毎回クリーニングになんか出せないしどうやってお洗濯してるの？教えて工藤ママン！

物を大事にしてきちんとお手入れしながら長年使う

いらないものは買わずここぞという時は高いものでも買ってあげる(誕プレにカメラとか)

素晴らしい！

で、まあ月日は流れハルちゃんはモーニング娘。としてドンドン頭角を表していくことになるんですが

ハルちゃんはお仕事から帰ったら辛かったことや楽しかったこと、たくさんご両親に話してると言ってましたがこれも素晴らしい

聞くだけだと、ふぅ～ん、素敵なご両親だね、で終わる話かもしれませんが、3人の子供育ててるお母さんがこーゆうことするのってなかなか大変だと思うのです

ハルちゃんには弟さんがいて、当たり前だけどお母さんにとってはどの子もみんな可愛くて大事

弟さん達にもそれぞれ受験だなんだってお母さんが気にかけてあげないといけないことはたくさんあるし、普通なら高校生になった娘はある程度手を離す時期ですからね

ちなみにうちにも高校1年生の娘がいますが、私が仕事遅い時は22時帰宅とかなるんで娘がそのくらいの時間まで外にいてもわかりません……ほんとに手を離しっぱなしで……

違う女の子(ハルちゃん)の手を握りに行くために必死で働いているアタシ……

ここからは、(てかここまでもだけど)ほとんど想像ですが、子供が芸能人になると多分本人だけじゃなく家族にも色々言う人はいると思うんですよ

モーニング娘。は今テレビにガンガン出るグループではないけど、それでももちろん皆無ではないし小さな弟さんのお友達だって

「工藤の姉ちゃんやんけ！」

「おい、お前のねーちゃん、めっちゃフリフリな服着てテレビで歌ってたで！」

(私が関西人なので謎に関西弁設定)

とか悪くとらえればからかわれて嫌な思いをしたこともあるかもしれない

なのにお姉ちゃんのバースデーグッズ持って学校行く弟健やかすぎる……(´；ω；｀)

お父さんだって、

「娘さん、小学生から稼がせてんでしょ？いやあ、羨ましいなあ！俺の娘もアイドルにしよっかなあ」

とか言われてるかもしれない

安心しろ！お前のブッサイクな娘なんてアイドルなれねーから！って架空の同僚に悪態をつくアタシ

お母さんも

「見た？工藤さんちの子。あんなちっさいのに写真集で水着きせられてるのよ？ちょっとアレはどうかと思うわあ」

なんてママ友たちで噂されてたかもしれない

お前の娘に写真集のオファーいくこと一生無いから安心しな！

もちろんみんな私の下世話な想像にすぎないし、工藤家の皆さんの周りの人にそんな人は誰もいないかもしれない(そうであってくれと心の底からの祈り)

だとしても、やっぱり芸能人の身内がいる家族ってのは、私達には想像することも出来ない色んな思いをしてきたんじゃないかと思うわけですよ

そんな中、ハルちゃんは次の夢にむかって卒業を決意します

みんなそうかもしれないけど、12月11日、ハルちゃんが卒業した時に私は

「今年のお正月はパパにも休暇とってもらって1週間くらい家族だけでゆっくりバカンスでも楽しんでくれ……今までなかなかとれなかった家族の時間を大切にしてくれ……」

と、いらぬお節介な気持ちを持っていました

でも蓋をあけてみれば卒コン翌日から(多分もっと前から)ハルちゃんの女優としての日々はもう始まっていたわけです！

ああ、工藤家だけで行く1週間ハワイツアーはいつ実現するんや！

ハルちゃんのお母さんは娘から

「卒業したい」

って相談を受けた時に、これからは短大とか行きながら、ただの普通の「工藤遥」という名の自分の娘として恋愛や学生生活を楽しんでほしいと思わなかったでしょうか？

これも想像ですが、私は思わなかったと思います

何年も娘の活躍を見てきて、娘の想いをきいてきたお母さんだからこそ、本気で女優さんになりたいんだなと、親として見守るしかないんだと、そう思ったとおもうのです

ハルちゃんが卒コンの時に

「たくさんの若手女優さんがいる中でわざわざたそこに飛び込む必要はないのかもしれない」

って言ってましたね？

なんとなくお母さんとの会話でそういった言葉が出てきたのではないかと勝手に思いました

あと何年かモーニング娘。として頑張って、その中で舞台やたまにドラマでのお芝居を楽しんで、もうそれでいいんじゃないの？

そんな意見をママは言ったかもしれない

でもハルちゃんはあの真っ直ぐな瞳で、戦うにはこの選択肢しかないんだって言う

ハルちゃんのママは、エッグのオーディションを受けさせなかったら、今頃遥はもっと家族の時間を持ったりできる普通の女の子に育っていたかもしれないと時には後悔したこともあるのかもしれない

でも、うまれもった美貌と愛らしさ、スター性、そして強運をも持ち合わせた1人の女の子の母として、自分はこの子を応援して見守ろう

そう思ったのではないでしょうか

ハルちゃんのブログにうつった、1人の小柄なお母さんの後ろ姿を見ながら私は本当に心からの感謝を述べたいと思ったのです

……いや、述べたくはない！

なぜなら！

「自分より年上のおばちゃんがうちの遥のことこんなに好き好きって言ってるのヤバヤバのヤバすぎなんですけど！」

って絶対思われるもん！